クリスマスランチ&ディナー
アルテリーベのクリスマス特別サイト見ていない方はぜひご覧ください。
http://www.alteliebe.co.jp/yokohama/contents/christmas2010/
このコンテンツで夢がふくらめばなおいいなあと思いつつ、お店の中身も磨いております。
24,25日のディナーは、おかげさまでほぼ満席いただいておりますが、22,23日のディナーと24日のランチはまだお席をご用意できます!クリスマスの予約はお早めにどうぞ!
帰ってきたトナカイ・・・!
2010,11,26 | イルミネーション
11月16日、日本大通りにトナカイ達が帰ってきました。 去年の大晦日にとっても悲しい目にあったあのトナカイ達が今年も元気に『放し飼い』されました。
みなとみらいや赤レンガでお買い物やデートをお楽しみの皆様、日本大通りまで少し足を延ばしてみませんか?
特にこの時期、12初旬まではライトに照らされて黄金色に輝く銀杏の木々とイルミネーションを同時にお楽しみいただけます。
初冬のメニュー
先週メニューを新しくいたしました。松茸も続けながら、せこ蟹や鹿といった11月を代表する食材をメニューに入れております。せこ蟹はメスのズワイ蟹で生きたままお店に届きます!
小さな蟹ですが、蟹肉と味噌、内子、外子といろいろな味を楽しむことができます。
今年はこのせこ蟹を3種類の料理に仕上げています。①蟹肉と内子は、キャビアとともにに、②味噌は、ビスクにして、③の外子は、タラマにしてブリニといっしょにご用意しております。
写真はまだ撮影していないので、ご来店してからのお楽しみ!
こちらは、現在お出ししているディナーのアミューズとフォワグラのソルベです。季節感をなるべく出すように稲穂や紅葉といったものを使用しています。
アミューズのお皿は、プレキシグラスというアクリルに近い素材のものを特注で制作しております。
これは、フィリップゴヴローさんとのコラボレーションで教えていただいた素材で、デザート後の小菓子のお皿としても使用しています。非常に綺麗なのですが傷つきやすいのが難点!そーっと扱わないといけないです。
フォワグラは、皿数の多いディナーメニューでも重くならないように、軽さを第一に考えパウダー状のソルベに仕上げ、パプリカと紅葉を合わせました。
他のお料理はご来店してからのお楽しみです。お待ちしております!
Four roses フォア ローゼズ
2010,11,13 | 内装:Secession
Four roses といっても、ウィスキーではありません。
アルテリーベでは、今新しい控室を作ってます。
アルテリーベのある旧商工奨励館の隣の三井物産ビルの2階です。
三井物産ビルも築99年の歴史ある建物で関東大震災にも耐えた建物です。
その建物に相応しいデザインということで、今回はステンドグラスにこだわって製作することにいたしました。もちろん、先日訪れたフランスのランスのドゥモワゼルの館や、ユーゲントシュティルのデザインやマッキントッシュのバラからもインスピレーションを得ています。
実は当初は、購入したものをはめ込む予定だったのですが、見に行ったものがあまりにも安っぽく、またアンティークショップのものは逆に古すぎて建物の時代と雰囲気が合わず、自分で作ってみたほうがいいものができるのではないかと、もしかしたら新しいアールヌヴォーの世界が広げれるのではないかと、ちょっと大きく出てみました。
先月から九品仏にあるステンドグラス工房に毎週通い、コツコツとステンドグラスを作っています。ここで初めてステンドグラス作りを習ったのですが、学生時代の美術の時間に舞い戻ったようで、思った以上に楽しいのです。先生も通われている方たちもヨーロッパ好きで芸術に非常に詳しく、意気投合してしまいました!
“Les belles roses ont des épines! “美しいバラには、棘もあります!ご用心を…
完成後はこちらを控室入口の扉に取り付ける予定です。
進捗状況をブログやツイッターでお知らせしていこうと思います!
(今年中を目標に…)
日比生
ランスのお話1 ヴランケン&マダムポメリー
今回は、私が9月初旬に訪れたフランスのランスのお話です。
ランスはシャンパーニュ地方の都市で、ポメリー&ヴランケン社の本拠地です。
ポメリー社は今世紀に入ってから、大型M&Aを繰り返しているので、少しここでご紹介したいと思います。
ポメリー社はもともとマダムポメリーが代々と築いてきた老舗シャンパーニュ社ですが、2002年にヨーグルトのダノンが高級市場に参入しようと買収、2年後にはダノンの計画変更に伴い、今度はルイヴィトンモエヘネシーで有名なLVMHが買収をします。
しかしながらLVMHは、本拠地をシャンパーニュ地方の第二の都市エペルネーに構えており、急遽買収によって長年ライバル関係にあったランスの老舗のポメリーさんと馬があわず、結局LVMH社が手放すことになり、そこでベルギー系のヴランケン社に2008年に再度買収され、ヴランケン・ポメリー社がたちあがりました。
これをきっかけにヴランケン・ポメリー社は、日本では、ポメリーブランドの販売権をメルシャン(こちらもキリンに買収)に売り、ヴランケン社は独自のヴランケン、ドゥモワゼル、エドシック・モノポール等のブランドを販売するべく独自販売網を築いていこうという戦略を立てています。
前置きが長くなりましたが、アルテリーベでは、そのエドシックモノポールのシャンパンを使っていこうと考えており、今回ランスに行くことにしたのが目的の一つです。
ポメリー社のカーヴは、ローマ時代のチョークの採石地下壕(クレイエール)をそのまま使用しており、地下30mまで階段で下ると天然のシャンパンカーブになっています。気温は12度に保たれており、地下遺跡は全て地下道で結ばれ、全長18kmもあるそうです。その貯蔵量なんと25,000,000本!貯蔵室には取引のある世界各地の名前がつけられていて、「KYOTO」を見つけました。
ポメリー社の向かいにあるドゥモワゼルの歴史的洋館も見てきました。
見事に修復保全されたアールヌヴォーの室内装飾は圧巻の一言。
アルテリーベでは、新しい控室を現在製作中ですが、良いインスピレーションをいただけました。
こちらももう少しで完成します!ご覧になりたい方いらっしゃいましたら、スタッフにお申し付けください。ご案内いたします!
次回は、シャンパーニュ地方第二編をお送りします!