タイタニック号
2015,11,28 | Introduction, エトセトラ…, 音楽のこと
こちらは、映画「タイタニック」のワンシーンです。タイタニック号でもお食事を楽しむ時間に生演奏が流れていました。アルテリーベにも馴染みのある光景ですね。
扉を開けると現れるアルテリーベの世界観は、現代の日本ではかなり貴重かと思います。
高さ5.6mある優雅な横浜屈指の歴史的建築美を堪能でき、ヨーロッパからのプロの音楽家の生演奏を聴きながら、こだわりの食材を使った西洋料理を食すことができる場所は、おそらく日本全国を探してもここにしかない唯一のレストランです。まさに五感をフルに感じさせる場所とも言えます。タイタニック号にも通ずるこの世界観をぜひ感じてみてください!
お料理と音楽のマリアージュ
アルテリーベでは富士山麓で採れた新鮮なくぬぎ鱒を直で仕入れています。
なぜくぬぎ鱒というかは、功刀さんが作っているから。非常にこだわりのある方で、鱒と言っても普通の鱒というよりは、海に戻って川に戻るような種類の鮭に近い品種を、薬なども一切使わず、富士の清水と贅沢な環境で育てております。功刀さんのホームページはこちらからご覧になれます。
アルテリーベでは、このお魚を低温で火入れして、小メロンとアルフォンソマンゴーと柑橘のオイルでお出ししています。
マリアージュは、シューベルトの「鱒」。うちのピアニストが軽やかに弾きこなします。シューベルトのトレモロと小メロンのカリカリ感の相性は素晴らしいのでは? と料理を音楽と合わせてみました。
ぜひご来店の際はお楽しみください♡
ワインは辛口なものよりフルーティなものが合うと思いますよ!
音楽家の紹介
2014,05,26 | ミュージックレストランとは?, 音楽のこと
Our current musicians: Violinist: Gabriel Stanescu, Pianist: Viorel Gheorghe, Cellist: Walter Roberts
今回はうちの音楽家の紹介です。ゴールデンウィーク明けに来日しました。ルーマニア出身のヴァイオリニスト、ガブリエルとピアニスト、ヴィオレル。そしてスポットで、チェリストのアメリカ人のウォルターが演奏します! ガブリエルは初来日ですが、非常に安定していてレパートリーも広く、何でも弾きこなします。ヴィオレルは、ソロでもクラッシックからジャズまで弾きこなす名手です。そして、ウォルター、実は、テルマロマエⅠ,Ⅱやのだめカンタービレ、NHKなどにも出演している俳優です。副業でチェロをしているそうで、、、アルテリーベには役者が揃っています!他にも隠れキャラがいるので
音楽家のルーツ
2013,05,10 | Introduction, ミュージックレストランとは?, 音楽のこと
今回はアルテリーベの音楽家のルーツについてお伝えしたいと思います。
父の時代のアルテリーベにも日本人の歌い手やルーマニアの音楽家がいましたが、今現在は、大きく分けて二つのルーツがあります。
音楽家は、現在ルーマニアとハンガリーの二つの国から招聘しています。期間は音楽家にもよりますが、ヴィザの関係上3カ月から6カ月日本に滞在し、新たなバンドがやってきます。
ルーマニアの音楽家はかつて、私がアメリカのボストンに留学した頃、ピアノを選択授業でとった時の先生がルーマニア人のホリア ミハイルで、彼から紹介していただいています。
先生と言っても、私より一つ年上なだけで、1990年代にアメリカに奨学金できていましたが、能力を認められそのまま教授になった方です。もう17年前にもなりますが、当時のルーマニアは、チャウシェスク共産党時代がようやく終わって、車はダチアというルーマニアの国産車一モデルとトラバンという東独製の外装がパルプでできている車、それにロバが走っているくらいの貧しい国でした。そんな中アメリカに行くことのできる奨学生といったら、本当に能力の高い選ばれた人で、彼が弾くと音程の悪いアップライトのピアノでも完璧に聞こえ、当時、身震いを覚えたものです。結局彼は、ルーマニアに戻ることを決めて、ピアニストとしてヨーロッパ各地で演奏を行っています。ルーマニアでもみるみるうちに有名になり、現在はルーマニアのラジオオーケストラ(ルーマニアのNHK交響楽団みたいなもの)のソロイスト、GMにまでなってしまいました。ルーマニアの今の音楽家のルーツは彼にあります。
もう一つのルーツはハンガリーになりますが、16年前夏のNYのホテル経営専門の大学院のサマーセッションで、ハンガリーのブダペストヒルトンのFood & Beverage Manager イヴァン ラヨシュとルームメートになりました。その頃まだお店をオープンしていなかったのですが、近いうちに横浜でレストランをオープンしていつかハンガリーの音楽家を紹介してもらう日が来るかもしれないと言ったら、彼が快く引き受けてくれました。ハンガリーの音楽家はもとはイヴァン ラヨシュを通じて紹介してもらっています。
ハンガリーもルーマニアも人脈をアメリカで築いたあたりが奇遇です。
その後イヴァンは、ブダペストヒルトンのGMになり、後にロシアのサンぺテルスブルグに移り、現在は、インターコンチネンタルホテルのGMとして働いています。
12年前に私がブダペストに彼を訪ねたとき、ブダペストヒルトンのハンガリー人スタッフの中に「あなたがMr日比生の息子ですか?」と声をかけてきた方がいらっしゃいました。彼は、そのさらに10数年前に日本に来て、父が経営していた「ブダペスト」というハンガリーレストランで実際に働いていたそうです。残念ながらそのお店はもうすでに閉店してしまったのですが、彼はアルテリーベでも暫く働いていたそうです。
私を見て、その思い出に駆られて、涙ぐんで「お父さんに本当にお世話になりました。」と異国の地で言われびっくりしたのを覚えています。アルテリーベの歴史は長いなあと実感した瞬間でした。
アルテリーベは、本当にいろいろな人のいろいろな思い出が詰まったレストランです。
何せ今年で創業48年ですから、いろいろなドラマはありますよね!
これからもさらに色々な人のアルテリーベ=良き思い出になって行きたいなと思っています。
ハンガリーの音楽家 New musicians from Hungary
2012,05,18 | 音楽のこと
音楽家がハンガリーからやってきました。
ルーマニアの音楽家の奏でる音楽もよいですが、ハンガリーの音楽家もレパートリーが多少違ったり、アレンジにも違った味があり、面白いです。毎晩いろいろな曲を弾きながら、リクエストにも応えてくれます。
皆様のお越しをお待ちしております!