ホワイトアスパラガスの走り

2010,02,18 | お料理, 食材について

香川や徳島産のホワイトアスパラガスが出始めました。asparagus

ヨーロッパでは4月から6月にかけてが旬ですが、日本は2月中旬から出回り始めます。
まだ寒いこの季節、アルテリーベでは、旬の苺とホワイトチョコレートと合わせてお出ししています。

_DSC5323s

料理にホワイトチョコレートとなるとピンとこない方もいるかと思います。
このアイデアは、実はフランスのサヴォワ地方クールシュヴェルの二つ星ホテルレストラン、CHABICHOU シャビシュのシェフ Stephane BURON氏からヒントを得ました。アルプスのスキーリゾートにある二つ星レストランです。日本ではスキー場と星付きレストランは、客層が違うというか結びつきがないですね。

彼は、ホロホロ鳥のホワイトソースにホワイトチョコレートを入れてコクを出しているのです。初めはびっくりしましたが、食べてみるとホワイトチョコレートの甘みがソースをまろやかにして美味しいのです。特に冬の寒い季節にはぴったりです。
カレーにビターチョコレートを少し入れるとコクが出るのと一緒ですね。

アスパラガスと苺と合わせるのは、この季節ならではのアルテリーベオリジナルです。心も体もほんのり温まります。
是非ご賞味ください。

Melanosporum 黒トリュフ

2010,02,06 | エトセトラ…, 食材について

フランスのリヨンに昨日ついて、今日は、リモージュのMoulin de la Gorce のベルトラネさんの所に遊びに来ています。今は、閑散期で冬の間はお店を閉めています。DSCF2326
リモージュとペリゴールは目と鼻の先で、ちょうどペリゴールの黒トリュフの季節なので、私が見に行きたいと伝えたら、なんと彼の友人や親戚なども集まり、30名の団体でバスを借り切り、トリュフツアーをすることになりました。出発の朝9時には彼の家に続々と人が集まり、バスに皆乗り込み出発です。
Thiviersというペリゴール地方の街の市場にまず到着。
そこでTrufficulteurトリュフ栽培者のXavierさんと合流。
そこから、トリュフ採りです。

トリュフは、Chêne オークの木の下に出来ます。
自然な森の中で採るのではなく、栽培しているChêneの木の下を犬が探し当てます。
豚で探す人も、ペリゴール地方では、僅かながらいるそうです。
犬は集中力が短いから、1~2時間の短期決戦なのに対し、豚は犬に比べて遅いけど、何時間でも探していられるのがいいとTrufficulteurが話していました。

ローデシアン犬のアンジェリーヌ登場!DSCF2335
餌のチーズと引き換えにどんどんトリュフをみつけてくれます。

あっという間に雪がどんどん積もってきました。
雪の中のトリュフ採り。ここほれ、ワンワン!

DSCF2346

築地の買出し

2010,02,01 | 食材について

月に2~3回、早朝築地に買出しに行きます。
朝から活気もあり、新鮮な食材をたくさん見れて面白いんですよ。

今回は家族サービスも兼ねて妻子を連れて行きました。2歳の娘は危険なのでずっと肩車か抱っこです。
DSCF2320

今朝は、野菜市場で立派な聖護院蕪、柚子、魚市場では活きのいい毛蟹が目的。
毛蟹も立派で美味しそう。

野菜市場で娘が飽きて「あるくー、あるくー」と言って言うことを聞かなくなりました。
野菜を買ってくると大きい西瓜くらいのサイズの白い玉が買い物袋に入っていてびっくり。

妻に聞くと、隣のお店の人が娘にくれたということ。大きな大きな晩白柚。
直径30cm以上。重さもしっかりありました。
ビュッフェで容れ物として使っても面白いかもしれませんね。

皆で試食させていただきます!ありがとうございます。晩白柚

セップとジロル茸 Cèpes et Girolles

2009,11,18 | お料理, 食材について

フランスのリモージュから立派なセップとジロルが届きました。cepes

以前、アルテリーベでもコラボレーションをしたMoulin de la Gorce のベルトラネさんはこのモンテイユ社のオーナーと親しく、彼もここから木の子を仕入れています。
ヨーロッパの木の子は、栽培しているのではなく、森から探してくるので香りが良いです。
ディナーメニューで、アンディーブとセップのサバイヨン、木の子のヴルーテなどに使用します。

雉 Faisan

2009,11,01 | 食材について

雉のメスです。DSCF0019

オスは、一回り大きく、顔が赤く首の周りは青い色で孔雀のような毛をしています。日本の国鳥で壱万円札の裏側にも堂々とのっております。ジビエの時期では、フランスでもよく見かけるのですが、野生のものは少々癖があり、肉質も赤みを帯びていて弾力があります。国産ものは、鳥インフルエンザ以降、野鳥と接触しないように放し飼いではなく、必ず厩舎内で飼育しています。低温調理で火を通したものは、雉らしい肉質の弾力はありますが、柔らかいままです。
今年は、椎茸と温野菜と一緒にプレッセしています。