ロアンヌからチーズのお便り
2013,10,02 | チーズのあれこれ, 新しいイベント
今回はリヨンに戻ってから、来る11月14日木曜日に一緒に一夜限りのチーズディナーを開催するモンス社のカーブを訪ね、ロアンヌに行ってきました。リヨンから北西90㎞に位置するロアンヌのすぐ北のサントンルシャテルという村にモンス社はあります。
チーズの貯蔵庫は、もう使われていなかった鉄道のトンネルを改装して作られていて、圧巻の一言です。
そこには、グリュイエール、コンテ、ボーフォール、ラヴォールなどのハードタイプのチーズが棚の上に並べられ静かに熟成されています。棚はVoiture 1,2… (1,2..号車)と札が付いていて電車のようです。
その後は、別のチーズ庫も覗かせていただきました。熟成の度合いによって硬さや色合いが違い、まさにチーズは生きていると感じられました!そして美味しい!
実はここのチーズ職人のエティエンヌ ボワシーさんが、アルテリーベにいらっしゃって、ここで熟成されたチーズを様々な料理とワインと賞味する一夜だけのディナーを11月14日(木)に開催します。日本では、なかなか賞味できないチーズもご案内できると思います。間もなく詳細をご案内しますので、チーズ好きの方のお越しをお待ちしております!
至高のブルーチーズ
2010,04,29 | チーズのあれこれ
今日はオーストリアのクラッハーというチーズをご紹介いたします。
ウィーンのチーズが考えた貴腐ワインに漬けて発酵させた、甘い香りと余韻が続く高貴なブルーチーズ。
オーストリアワインのインポーターのテッシュさんに頼んでリヨンに送っておいてもらいました。
それをはるばるアルテリーベまで!
帰国時はちょうどアイスランドの火山噴火の影響で空の便は大混雑でしたが、私は直後の4月22日にキャンセルを免れ無事帰国できました。
皆さんアルテリーベにお越しの際は是非味わってみてください。
Tome de Chèvre トーム ドゥ シェーブル
2010,02,07 | チーズのあれこれ
今日は、リムザン(リモージュ地方)のチーズのご紹介です。
トリュフ採りの日のランチは、山の中にあるシェーブルチーズを作っているオーベルジュでのお食事でした。
突然の大雪でこんなところに家があるのかと思えるほど、人里離れた山奥にある雪に包まれたオーベルジュ。自給自足しているかのような風貌の主人が迎えてくれ、お食事を出していただきました。
ここの前菜に出されたベトラーブがメラノ種のトリュフの香りがしたのがひとつ勉強になりました。
最後に出たシェーブルチーズが絶品!その中でもトームは飛びきりでした。
チーズ室でしっかり寝かされたトームは、熟成がきいていて、パルメザンのようにハード。シェーブル独特の臭みは驚くほど少なく、塩分控えめで甘みがあり、食べたことのないまろやかな味でした。ペリゴールでも珍しいシェーブルのトーム。
アルテリーベでもご用意しますので、ご興味のある方は是非口にしてみてください。