プロポーズから始まるウェディング
2012,11,07 | ウェディングについて, エトセトラ…
アルテリーベではプロポーズをされるお客様が大勢いらっしゃいます。
たとえば、うちのスタッフとご相談に応じながら、エンゲージリングをクロッシュに偲ばせたり、音楽家とともにバラの花束に思いを託してみたり。
いろいろなプロポーズでたくさんの幸せを拝見しました。
そしてプロポーズからウェディングにつながるお客様も大勢いらっしゃいます。なので、お客様の中にもこれからプロポーズを考えてらっしゃる方はぜひウェディングも合わせてご検討いただければと思います。
プロポーズ当日、隣のブライズルームの見学をされる方もいらっしゃいます。実は、アルテリーベには、ブライズルームや、ヨーロッパから直輸入しているウェディングドレスのサロンがレストランの向かいの三井物産ビルにあります。ここも築100年の横浜の歴史的建造物で、お部屋一つ一つにテーマがあり必見の場所です。プロポーズの場として使うことも可能ですし、当日の一つの演出として好評です。弊社スタッフにご遠慮なくお申し付けいただければ内覧することも可能です。
ウェディング当日には「プロポーズの日に二人で食べた一皿を結婚式のメニューに取り込みたい」といった素敵な演出も通ったレストランならではのアイデアですね。
そして、ウェディングの後も結婚記念日や子供が生まれてから、またはご両親のお祝いにも訪れることができるのもレストランの醍醐味。
アルテリーベの意味はOld Love、懐かしい思い出というノスタルジックな意味が込められています。
愛を誓いそれが二人の出発点になり、いつでも懐かしい思い出とともにお客様をお迎えするかけがえのない場所として一生のお付き合いができる
そんな皆さんのアルテリーベになれたら本望ですね。
これからも宜しくお願い申し上げます。
ボツ案その2 グランブルー Rejected project 2 Grand Bleu
2012,06,20 | エトセトラ…
民間事業者の公募のポイントは2つの点で面白味を感じました。
まず1点目が、民間に事業委託をすることにより今まで市が負担していた清掃費や管理費を無くし、逆にそこで家賃収益を得ることにより、市の財政負担を無くすことができること。すなわち、民間と上手に共存しながら公的な借金を減らせるという点。
2点目が、山下公園というヨコハマで最もメジャーな公園の中で、横浜らしい個性を創出することができるという点です。異国情緒漂うヨコハマをより魅力的な街にしていくことができるのではないかと胸を膨らませてしまいました。というのも、ここ10年でヨーロッパの公園内にもカフェなどが増えたから、横浜もその流れに乗るのかと思ったからです。パリの中心にあるチュイルリー公園にも公園内のカフェがあります。ミュンヘンのオリンピック公園にもソーセージと1リットルのジョッキの生ビールを売っているテラスがあります。横浜の公園は、うちが担って横浜の雰囲気をもっと良くしていくんだ、などと期待をこめてこの案の作成に入りました。案といっても、基本設計から、パース作り、素材選び、そして予算の計画書、公衆トイレの掃除から、屋根にはソーラーパネルをつけてエコを発信するなど、さまざまなことを計画に盛り込みました。また、この案には先日お話した木帆船計画とのつながりもあります。レストハウスの裏に船を停泊させ、そして、そこから船上ウェディングパーティを行うという構想も膨らませていました。
結果、当選したのは、コンビニ。えっ?審査の質問で、傘は販売するのかとか、聞かれ不思議な質問をするなあと思ったのも、出来レースだったのかと悟ったのは、審査を終えて出た結果を見てからでした。なんだ、横浜市はコンビニが欲しかったんだ。。。しかもテントがうちのパースのデザインと同様に青いし形状も似ているし上手く利用されたなあ。
公募って何?と自問自答しましたが、まだまだ私の力不足を身に染みて感じたときでした。
ボツ案その1 アルテリーベ木帆船 Rejected project 1 ” Le bateau Turque”
2012,02,05 | Introduction, エトセトラ…
4年前に計画していたレストラン船計画のお話です。
トルコのマルマリスという木帆船の造船所で実際に描いてもらったレストラン船のラフスケッチです。
全長24m。小型船舶が25m以内の船なので1級船舶免許で航行可能ですが、帆船なので帆を使う場合は船長以外に2人必要。運営は基本的には停泊型とし、婚礼時には、オプションで航行するとか考えていました。遊びで初島とか大島にも行くのも面白そう。自分自身も小型1級船舶の免許をもっているので、象の鼻地区が完成した時には、横浜という港の景観を生かしてレストラン船を営業したいと考えていました。
唐突と思われるかもしれませんが、ヨーロッパでは、各都市に川が流れもしくは海があり、岸に停泊型のレストランを運営しているところはたくさんあります。
横浜らしい景観を作れると思っていました。横浜の開港当時の絵を見てもこれとそっくりな帆船が来航しているのがわかります。
特に右側の帆船は今回のスケッチとほぼ同じものです。
でもしょっぱなから港湾局にも象の鼻地区はそのような活用を考えていないと言われ、市を回り歩きましたが、結局ボツ案に。
まだ機が熟していなかったのだと思っています。いつの日かは横浜港に?
でもこの手のアイデアは、ヨーロッパで実現するほうが早そうです。
This is the project I had been dreaming 4 years ago, the wooden sailing ship from Turkey. You might think this idea eccentric, but in Europe, almost every cities has river or sea and we can easily find some restaurant ship. This idea suits very well to the harbor of Yokohama, but unfortunately it was rejected from the yokohama harbor authority… I tried tried tried hard to find someone in the city sharing the same idea but couldn’t… Maybe the timing was a little bit too early? Someday in the future…
ステンドグラス
2011,07,28 | エトセトラ…, 内装:Secession
バラのステンドグラスですがようやくはめ込みました。ステンドグラスサプライの石川先生にも大変お世話になり、やっとここまで来れました。
100年ほど前に日本政府から派遣されてドイツに行きドイツのステンドグラス工法を学び日本に持ってきた宇野沢さんという方がいらっしゃいます。彼は、ドイツでガラスに鉛線を巻いて半田をし、パテで隙間を埋めていく伝統的なステンドグラスの工法を学び、帰国後自ら作った宇野沢工房で数々の作品を作ったそうです。国会議事堂や横浜開港記念会館、箱根宮下の富士屋ホテル、ジョサイヤコンドルが作ったクラシックな洋館などにも残っています。タイタニック号や横浜の氷川丸といった豪華客船にもステンドグラスはよく使われていましたね。
今回私が製作したものは、デザインも100年前のアールヌヴォーを意識しました。
棘を連想させるクラックの入った薄い肌色のガラスをバラのバックにして、枠の色は室内と同調させて薄い茶色。バラの位置は全体的な図柄の中に当てはまっているのですが、花びらや葉は、動きを強調させて枠を超えてはみ出しているところがポイントでしょうか?
三井物産ビルも今年で100周年。この日本で初の鉄筋コンクリートビルの建築家も当時のデザインをかなり意識したようです。
歴史的なタイミングでこの建物に花を添えられてうれしいです。
Four roses in bloom! 四輪のバラが咲きました。
2011,02,10 | エトセトラ…, 内装:Secession
新しい控室ドアのステンドグラスを作っています。昨年度に終える予定だったバラのステンドグラス、ようやく薔薇の形が完成しました。
アールヌヴォーを強く意識しております。マッキントッシュやユーゲントシュティルのバラたちと相当長い間にらめっこしました。ステンドグラスは、Saint Just社(フランス)やLamberts社(ドイツ)のアンティークガラスを主に使用しています。
九品仏のステンドグラスサプライでは、石川先生を始め、皆様に本当にお世話になっております。
ガラス選びの際にも色々とアドバイスをいただき、初心者ながら、ガラスに少しずつ目が肥えてきました。アンティークガラスは、微妙な濃淡があり、そこが非常に美しいです。
三井物産ビルも今年でなんと100年!
絹貿易が盛んだった100年前は、横浜は東京よりも三井物産の本拠地でしかも、これを取り付ける部屋は元支店長室だったそうです。取り付けが待ち遠しいです。といいつつも、来週はフランスに行くので一週間お休みです。
スタッフからも「オーナー、ステンドグラスの完成予定は?」と聞かれ、「桜が咲くころかな?枯れる頃かな?」とお茶を濁しています。
完成したらブログでお見せしますよ!
お楽しみに。