初夏の川のほとりで
2016,06,16 | お料理
今回のディナーコースは川魚のメニューと海のメニューに分けて作りました。
今回は川のメニューのご紹介です。
川のほとりでは、伊豆の小鮎が生きたまま届きます。それを揚げると内臓もほろ苦さと甘さが絶妙のバランスです。 動画はここから見れます→伊豆の踊り鮎
富士宮のくぬぎ鱒も仕入れているのですが、功刀さんは養鱒に人生を賭けてこだわって作っている方です。先日富士宮まで功刀さんを訪ねに行って参りました。功刀さんは、富士宮の川の水と井戸水を合わせて鱒に最適な硬度の水を作って鱒を育てています。企業秘密の部分もあるのでしょうが、くぬぎ鱒は脂身に臭みが全くなく、鱒の肝臓もレバ刺しのように生でも食べれてしまうのです。鱒は不思議な魚で、小さいうちに卵を作ってしまうと小さいまま死んでしまうのですが、海に下ると大きくなって帰ってくるのです。いわゆるサーモンです。それを功刀さんは海に帰さずに大きくしてまるでサーモンのような鱒を育てています。
アルテリーベでは、スペシャリテとして功刀鱒のシュトゥルーデルをお出ししています。生地を巻いて高温で火入れをしているので、外はサクッと中はぎりぎり火が通った状態でお出ししています。