Secession 黄金の月桂樹
2016,02,19 | 内装:Secession
アルテリーベの柱に描かれた黄金の月桂樹は、ウィーンの分離派をモチーフにしています。さらに詳しく述べると、ヨゼフ マリア オルブリッヒという分離派の建築家が建てたウィーンの分離派美術館の模様を使用しています。クリムト共にこの芸術運動をウィーンで推し進めた偉大な芸術家です。この月桂樹の模様は、建物の外壁と屋上の金の球体に使用され、当時ウィーンでは前衛的で奇抜だと思われ、「金のキャベツ」と言われたそうです。
アルテリーベでは、その月桂樹の模様をコーナーの入口の磨りガラスにも使っています。
実はアルテリーベを作った時に月桂樹で仕掛けを考えました。
磨りガラスの月桂樹の間に柱の月桂樹を重ね合わせ、月桂樹が繁っているようにみせようと思い、コーナーの入り口から入ると磨りガラスの模様と柱の模様がきれいに重なって見えます。そしてその裏のキッチンの窓ガラスには、月桂樹の手作りのステンドグラスを組み込んでいます。(誰も気づいていないかもしれませんが…)オルブリッヒさんが蘇ったらこんな風にデザインを考えるのではないかという思いで作り上げたオマージュです。
コーナーの入り口はランチタイムに使用しているので、今度是非月桂樹に注目してみてください!
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