ステンドグラス
2013,11,20 | エトセトラ…
今回は、アルテリーベの姉妹店、レオーネマルチアーノに飾ったステンドグラスのご紹介です。
以前もお話ししたことがあるかと思いますが、私がステンドグラスを作り始めて既に3年が経ちました。九品仏のステンドグラスサプライというステンドグラス工房に通い、アルテリーベの控室のステンドグラスの製作をしてからのめり込みました。デザインをおこしてからガラスを選び、ガラスを切って鉛で巻いて半田付けをしてという長い工程を経ると、アンティークな趣が出て驚くほどに味が出てきます。下の写真は、最初に作ったアルテリーベの控室のステンドグラスです。アールヌヴォーを意識したデザインです。
レオーネマルチアーノでは、イタリアのヴェニスのステンドグラスの特徴でもある、ロンデルという丸いガラスをムラーノ島から取り寄せました。皆様もヴェニスに行かれる際にはぜひ、丸いガラスがいたるところにあるのを見てみてください。微妙に淡い色の違う丸いガラスが、あの有名なカ・ドーロをはじめ、カナルグランデに面しているパラッツォのいたる窓に取り付けられています。レオーネでも、店舗の入口、個室の窓、バーの装飾窓など色々なところに取付けました。そして、最後に完成したステンドグラス。
タイトルは、”Il sole e la gondolina”. 「太陽とゴンドリーナ」です。ヴェニスの特徴であるロンデルも使用して、格子状の空の部分は、ムラノの吹きガラスをイメージして、ひねりを加えました。あたかもカナルグランデに浮いているゴンドラをパラッツォの中から見た情景です。ぜひ、姉妹店のレオーネにもお越しください。イタリア人シェフパオロの作るパスタも逸品ですよ。もちろん、アルテリーベにもお越しいただきたいですが…
(アルテリーベの控室のステンドグラスをご覧になりたい方は、お気軽にお申し付けくださいね。)