ステンドグラス
2011,07,28 | エトセトラ…, 内装:Secession
バラのステンドグラスですがようやくはめ込みました。ステンドグラスサプライの石川先生にも大変お世話になり、やっとここまで来れました。
100年ほど前に日本政府から派遣されてドイツに行きドイツのステンドグラス工法を学び日本に持ってきた宇野沢さんという方がいらっしゃいます。彼は、ドイツでガラスに鉛線を巻いて半田をし、パテで隙間を埋めていく伝統的なステンドグラスの工法を学び、帰国後自ら作った宇野沢工房で数々の作品を作ったそうです。国会議事堂や横浜開港記念会館、箱根宮下の富士屋ホテル、ジョサイヤコンドルが作ったクラシックな洋館などにも残っています。タイタニック号や横浜の氷川丸といった豪華客船にもステンドグラスはよく使われていましたね。
今回私が製作したものは、デザインも100年前のアールヌヴォーを意識しました。
棘を連想させるクラックの入った薄い肌色のガラスをバラのバックにして、枠の色は室内と同調させて薄い茶色。バラの位置は全体的な図柄の中に当てはまっているのですが、花びらや葉は、動きを強調させて枠を超えてはみ出しているところがポイントでしょうか?
三井物産ビルも今年で100周年。この日本で初の鉄筋コンクリートビルの建築家も当時のデザインをかなり意識したようです。
歴史的なタイミングでこの建物に花を添えられてうれしいです。
新作ドレスを求めて
2011,07,21 | ウェディングドレス
時が立つのは早いもので、7月の下旬に入りましたが、1か月前にミラノに行ってきたお話をします。
毎年6月の半ばにミラノでヨーロッパで最大のウェディングドレスのフェアが開催されます。
日曜日の夜の営業後に羽田に向かい、夜12:30にパリ経由でミラノに向かいました。
ここのフェアで翌年の新作ドレスの買付けを行います。ドレスだけでなく、ウェディングシューズやミンクのボレロなども。
このフェアに参加するのも今年で6年目。現地のドレスのデザイナーとも顔馴染みになり、スザンヌエルマサンはご夫妻で日本に来た時、アルテリーベに立ち寄ってくれました。
日本に新作ドレスが届くのは、毎年11月12月頃になります。
何が届くかは今年の冬のお楽しみです!