ウェディング雑誌の撮影

2010,03,10 | ウェディングドレス

『Wedding Book 44号』の撮影のため、スタジオに行ってまいりました。
毎号とても魅力的なテーマを持って発行されていますので、是非一度ご覧ください。

撮影のお話ですが、私とっても雑誌の撮影現場が好きなんです!!!
カメラマンさんを始め、ヘアメイクさん、着付けの方、責任者の方などプロの方々が集まる場所だからかもしれません。ウェディングドレスはとても綺麗な物ですが、それを更に美しく表現するアイディア、テクニック、情熱には圧倒されます。いつもそれがとても楽しみです。

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画像は私が写した物で、雑誌の中の写真は当然の事ながらもっと美しいです。3月19日発売ですので、是非お手にとってご覧下さい。

木ノ下

Secession アダムとイブの物語

2010,03,07 | 内装:Secession

アルテリーベのシャンデリアは、ウィーンのロブマイヤーツァーンというところでオリジナル製作されたものです。chandelier
シャンデリアは禁じられた果実をモチーフにし、ランプの一つ一つが林檎のように丸い形をしています。
アルテリーベでは、アダムとイブのようなカップルが現われ、禁じられた果実を手にして、二人の絆を固くしていくという物語から始まります。
そう、ここは美食と音楽の楽園です。天井からは禁じられた果実がたわわに実り、蔦にはその果実をイブに進めた蛇まで潜んでいるのです。(蛇はシャンデリアについているアルテリーベの隠れアイテムです。見つけられた人は、幸運が訪れる!?)
食卓には、数々のお料理が手を替え品を替え、次々と運ばれてきます。異国の音楽家たちが奏でる演奏を聴きながら、葡萄酒と食事を愉しみ、恋を語らい、愛を育むのは、ブログを読んでいる貴方かもしれません。

さあ今宵はどんなカップルが愛を語り合うのでしょうね♡

 

(蛇足かもしれませんが、上記の理由によりWCがアダムとイブの部屋になっています。)

日比生

フィギュアスケートと音楽

2010,03,05 | 音楽のこと

オリンピックゲームの真央ちゃんの演技は今さらですが、素晴らしかったですね。
4年前荒川静香さんが活躍した後、トゥーランドットが音楽家にリクエストに出ていたように、今は真央ちゃんのフリープログラムの曲目「鐘」をリクエストに応えられるよう、音楽家が練習しています。

ところで、私は、オリンピックでフィギュアの技を見ているとピアノの演奏そのものを連想する時があります。ピアノのクラシックにもフィギュアスケートの真央ちゃんのトリプルアクセルやプルシェンコの高速4回転ジャンプのようなオリンピックレベルの超絶技巧の演奏があるのです。

ということで、今回はピアニスト、アルカディ ヴォロドスをご紹介したいと思います。
私と一緒で1972年生まれです。サンクトペテルブルグ音楽院で声楽を学んだ後、1987年になってピアノの専門教育を受け、96年からニューヨークを皮切りに世界各地で演奏を始めて話題になった想像を超えるようなテクニックを持つピアニストです。天才という言葉も彼の前では褪せて聞こえるような鬼才です。作曲も行い、クラシック曲もリストやホロヴィッツによって編曲されたものを更に手を加え別次元のものにしてしまいます。
モーツァルトのトルコ行進曲も彼に手を加えられるとこんな感じに様変わりします。

如何でしたか?アルテリーベでこんな演奏があったら、お客様は口をあんぐり開けたまま見入ってしまうかもしれませんね。

 

私と恋に落ちて!?

2010,03,03 | 撮影行われました

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実は、これは、先日の映画の撮影風景。アルテリーベでは、よく撮影が行われます。

監督・脚本は、鴻上尚史さん。

主演は深田恭子さんと椎名桔平さんです。

スタッフの方々は、エキストラさんも含めて70名以上。

結構広い店内なんですが、撮影機材などもあり、さすがにこの日は狭く感じました。  撮影隊の皆さんの熱気もすごかったです。

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窓の外もこんな感じで、

当たり前ですが、スタッフさんの手際の良いこと。

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椎名さん登場。実物はさらにイケメンでした。撮影の合間に気さくに話しかけてくれたりして、ちょっと嬉しかったです。

残念ながら、柱の陰には、深田さんは撮れませんでした。

同じシーンを何度も何度もリハーサルと本番を繰り返しながら撮影していくとても根気のいるお仕事のようです。(いやーほんとに大変そうでした)撮影隊の皆さんお疲れさまでした。

『私と恋に落ちて』~恋愛戯曲~        
依頼したドラマの台本を受け取りに“恋愛ドラマの女王”と呼ばれる女流脚本家・谷山(深田恭子)のホテルを訪れたテレビ局のプロデューサー・向井(椎名桔平)。谷山は向井に、本当の恋愛ドラマを書くために、「私と恋に落ちてちょうだい」と言い放つ。    向井は谷山に翻弄されていく。谷山の書く<台本>の世界では、脚本家を目指す人妻・吉澤(深田恭子)が、やはり訪ねてきたテレビ局のプロデューサー・長谷川(椎名桔平)に恋をする。人妻・吉澤が書く<台本の中の台本>では、売れっ子脚本家・谷山が、<現実>と同じように、向井に「私と恋に落ちて」と迫る。 3つの世界を早いテンポで越境する恋愛コメディー。

秋公開予定の映画です。映画の中でアルテリーベのシーンを是非チェックしてみてください!

門田

ヨーロッパへ行くということ

2010,03,03 | Introduction, エトセトラ…, ミュージックレストランとは?

私は年に何度も渡欧しています。常日頃、ヨーロッパに行くということにロマンがあったということを忘れないでおきたいといつも思っています。ロマンとは、目的意識とそれに付随する風情のことを指します。

例えば、100年前のニッカウィスキーの竹鶴さんは馬車、汽車、船を乗り継いで遥々渡欧したわけです。
何年という月日をかけた旅は、大きな苦難があったことも想像されます。
そして、スコットランド人の嫁をはるばる北海道に連れて来るなんて我々の想像を超越した行動です。

では、40数年前、母が初めて渡欧した時代はと言うと、ボーイングのジャンボジェットが初めて就航して間もない頃で、だいぶ行きやすくなってはいますが、当時は冷戦の最中。
ロシアの上空を飛べないのでアラスカのアンカレッジ経由で16~7時間はかかっていました。
日本人の海外旅行客が少しずつ増え始めた頃で、当時、ルノートルやコルドンブルーなどフランス料理学校にはまだ日本人も少なかった時代です。

そこには憧れというか、ロマンがあったのです。

今は旅行も誰でも簡単にできるようになりました。でも、外国旅行といっても美術館巡りや観光だけでなく何か現地に触れて見つけてこれるといいですよね。

私がヨーロッパに行く理由は家族のこともありますし、子供の頃向こうで育った頃のノスタルジーもあります。それとともに、アルテリーベの音楽家、ドレスの買い付け、現地のレストランの食べ歩き、そしてシェフとの交流などを通して、ヨーロッパをそのまま横浜にそのまま持ってくることが最も大きな理由です。

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リモージュからリヨン行きのプロペラ機

アルテリーベにご来店のお客様にそのロマンを少しでも感じていただけたらと思っています。
今度お越しいただいた時は、是非味わってみてください。

日比生