Décor 布団張り

2010,02,25 | 内装:Secession

_DSC5285のコピーアルテリーベの壁面の織物はヨーロッパの伝統的工法を用いて張られています。
布団張りや緞子張りといった工法で、実はシェーンブルン宮殿やヴェルサイユ宮殿などと同じ張り方です。日本では国会議事堂も同じような張り方をしています。

どのような工法かと言うと、壁面全体に木枠を作り、綿ネルを張って下地を施し、その上に仕上げの織物を上下左右に鋲留して壁面全体に張ります。下地に綿が入っているので、壁を触るとフカフカしています。音の反射も適度に緩和され、室内音楽を愉しむためには最適な環境になります。
アルテリーベの見えないこだわりの一つです。

Mangalica ハンガリーの国宝 マンガリッツァ豚

2010,02,22 | お料理, 食材について

今回はハンガリーの豚のご紹介です。
豚と言っても普通の豚ではありません。マンガリッツァ豚
風貌は、羊?猪?豚?
寒さにも耐えられるように深い羊毛のような毛に覆われています。
肉質は赤く、特に肩ロースは霜降りがあり、豚というより、和牛です。肩ロース肉の写真です。
mangalicax
実際に脂肪の融点はイベリコよりも低いと言われ口溶けが非常にいいのです。
そして、食べてみると柔らかく豚や羊独特のクセもなく、なんと本当に和牛のような味わい。
肩ロースを焼いてうちのスタッフに何も言わずに試食させてみると、全員が和牛と思ったというほどです。ハンガリーではこの稀少な豚が国家遺産として認定されているとのこと。

アルテリーベでは、このハンガリーの国宝を黒ニンニク、黒胡麻、牛蒡と白金時豆のピュレを添えてお出ししています。

mangalica2

ホワイトアスパラガスの走り

2010,02,18 | お料理, 食材について

香川や徳島産のホワイトアスパラガスが出始めました。asparagus

ヨーロッパでは4月から6月にかけてが旬ですが、日本は2月中旬から出回り始めます。
まだ寒いこの季節、アルテリーベでは、旬の苺とホワイトチョコレートと合わせてお出ししています。

_DSC5323s

料理にホワイトチョコレートとなるとピンとこない方もいるかと思います。
このアイデアは、実はフランスのサヴォワ地方クールシュヴェルの二つ星ホテルレストラン、CHABICHOU シャビシュのシェフ Stephane BURON氏からヒントを得ました。アルプスのスキーリゾートにある二つ星レストランです。日本ではスキー場と星付きレストランは、客層が違うというか結びつきがないですね。

彼は、ホロホロ鳥のホワイトソースにホワイトチョコレートを入れてコクを出しているのです。初めはびっくりしましたが、食べてみるとホワイトチョコレートの甘みがソースをまろやかにして美味しいのです。特に冬の寒い季節にはぴったりです。
カレーにビターチョコレートを少し入れるとコクが出るのと一緒ですね。

アスパラガスと苺と合わせるのは、この季節ならではのアルテリーベオリジナルです。心も体もほんのり温まります。
是非ご賞味ください。

今宵、アルテリーベでお食事を…

2010,02,17 | Introduction, エトセトラ…

これは、10年前リニューアルの際にフォトショップ等で作ったアルテリーベのチラシです。

alteposter1

フランスの風刺画や楽譜の扉ページの挿絵を参考に作りました。
日本でシルクハットをかぶる機会はないので多少大げさなのですが、音楽会とディナーを一緒に愉しめる場を想像したら、このような絵が出来上がりました。
アルテリーベでは、特にドレスコードは設けていませんが、ディナータイムはドレスアップをすると、自分自身の気持ちも高まりますよね。

皆様のご来店をお待ちしております!

Bernachon ベルナション

2010,02,10 | エトセトラ…

Bernachon
リヨンに戻ってきてから、お店のスタッフのお土産を買いにショコラ専門店ベルナションに行ってまいりました。
ポールボキューズの娘が嫁に嫁いだこともあり、ベルナションとボキューズはリヨン最強タッグとも言えます。
ショコラの味はすごく濃厚でリッチ。何度か日本にも来日していて今年のヴァレンタインは伊勢丹のデパ地下に出るそうですよ。