Secession 分離派について

2010,01,10 | 内装:Secession

アルテリーベの室内装飾のスタイルを厳密にいうと、「ユーゲントシュティル」(独)の分離派のスタイルです。「ユーゲントシュティル」とはドイツ語のアールヌヴォーを指します。フランスの博覧会(1900)を機に新しい芸術をという運動が各地で起こり、ウィーンでは、グスタフクリムト(絵画)やオットーワグナー(建築)、ヨゼフホフマン(家具デザイン)が中心になって既存の閉鎖的な芸術協会とは別に発表の場を求めて結成した運動の総称です。

私はオットーワグナーの弟子のヨゼフ マリア オルブリッヒの建物や作品が特に好きで、この方の建物はオーストリア、ドイツほぼ全て見に行き、アルテリーベの室内装飾に彼の特徴を使わせていただきました。アルテリーベの支柱の柱に刻まれた月桂樹の葉の模様は、彼の設計の分離派会館の模様が由来です。   Secession

1908年に40歳という若さで亡くなっているのが非常に悔やまれます。

日比生

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