北海道ワイナリー探訪 宝水ワイナリー編
2009,10,27 | ワインのあれこれ
宝水ワイナリー:
中沢ヴィンヤードから車で30分ほどですが、こちらはちょうど収穫した後でした。
こちらのほうは、2003年頃から葡萄作りを始め、醸造設備も先行投資し、他のヴィンヤードから購入した葡萄と自社栽培のブドウをブレンドしてワインを作っています。醸造設備が新しく衛生的なところはワイン醸造の品質を良くしていきそうです。
ここでは、2006年の雪の系譜ケルナー(自社葡萄と余市産葡萄のブレンド)、2008年雪の系譜レンベルガーと北海道のみで販売しているポートランドと いう品種のワインを試飲させていただきました。ケルナーは酸味と果実味のバランスもとれた味わいでした。レンベルガーは横浜で同じものを飲んだ印象は、酸 味が強く北海道での赤ワイン醸造は緯度的に難しいのかなあと思っていたのですが、今回のものはやや薄いルビー色から想像するものより酸味が抑えられ、ほの かにタンニンも感じられ、美味しかったです。ポートランドは北アメリカの品種でこちらはシンプルな味わいのやや甘口のワインです。どのワインにも共通した 嫌みのない牧草のような香りがするのは醸造設備が一緒だからでしょうか?
ワインの樹齢も7年目を迎え、あと数年で自社栽培100%のワインが作られるそうです。
日比生